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不動産査定|終活の第一歩

2026/06/12

不動産査定|終活の第一歩

こんにちは、行政書士・宅地建物取引士の長田(おさだ)です。

 

終活や相続のご相談を受けていると、次のようなお声をよく伺います。

 

「自宅の価値がどれくらいなのか、実はよくわかっていない」
「相続のときに、家をどうするかで子どもたちが揉めないか心配」
「売るべきか、残すべきか、貸すべきか…判断材料が足りない」

 

終活・相続準備の中でも、「不動産の扱い」はとても重要なテーマです。

 

そして、その第一歩になるのが「不動産査定」です。

 

この記事では、終活の入り口としての不動産査定の意味、メリット、注意点を、実務の視点からわかりやすくお話しします。

 

 

 

なぜ終活の第一歩が「不動産査定」なのか

多くのご家庭では、自宅不動産が財産の中で最も大きな割合を占めています。

 

にもかかわらず、

・「だいたいこのくらいかな」と感覚でしか把握していない
・固定資産税の評価額は知っているが、市場価格は知らない
・ローン残債とのバランスをきちんと見たことがない

 

という方が少なくありません。

 

終活・相続準備を考えるうえで、「自宅の価値を正しく知る」ことは出発点になります。

 

不動産査定をすることで、

・売却した場合の目安価格
・貸した場合の賃料の相場
・相続時の分け方のイメージ

などが見えてきます。

 

 

 

不動産査定でわかること

① 現時点で売却した場合のおおよその価格

不動産会社に査定を依頼すると、「今この条件なら、だいたい〇〇万円前後で売れそうです」という目安がわかります。

 

これにより、

・売却して現金化する選択肢
・売却せずに残す選択肢

を比較しやすくなります。

 

 

② 相続時の「分け方」のイメージ

不動産は、預貯金のようにきれいに分けることが難しい財産です。

 

査定価格がわかることで、

・「自宅を長男に、預貯金を次男に」などのバランス
・代償分割(家をもらう人が、他の相続人にお金を支払う方法)

など、具体的な分け方のイメージが持てるようになります。

 

 

③ 売る・貸す・残すの選択肢

査定を通じて、

 

・売却した場合の価格
・賃貸に出した場合の賃料
・維持費(固定資産税・管理費など)

 

が見えてくると、

「売るべきか、貸すべきか、残すべきか」という判断材料が揃ってきます。

 

 

 

終活として不動産査定をするメリット

① 相続の「争いポイント」を事前に把握できる

相続の現場では、不動産が原因で争いになるケースが少なくありません。

 

査定をしておくことで、

・「この家を誰が引き継ぐのか」
・「他の相続人とのバランスはどうするのか」

を事前に考えることができ、遺言書や生前対策に反映しやすくなります。

 

 

② 老後の資金計画が立てやすくなる

自宅を売却して老後資金に充てる「リースバック」や「住み替え」などの選択肢を検討する際にも、査定価格は重要な情報です。

 

「もし売ったらいくらになるのか」がわかることで、老後の資金計画を具体的に考えやすくなります。

 

 

③ 家族と話し合うきっかけになる

「不動産査定をしてみたよ」という話は、家族と終活・相続について話し合う良いきっかけになります。

 

・この家をどうしたいか
・誰が住み続けるのか
・売却や賃貸の可能性

 

などを、元気なうちに話し合っておくことが、後の安心につながります。

 

 

 

不動産査定の種類と注意点

① 「机上査定」と「訪問査定」

不動産査定には、大きく分けて次の2種類があります。

 

・机上査定:周辺の相場や図面などから概算を出す方法
・訪問査定:実際に現地を見て、建物の状態や周辺環境も踏まえて査定する方法

 

終活としてしっかり状況を把握したい場合は、訪問査定を受けておくと安心です。

 

 

② 査定額は「売れる価格の目安」であり、保証ではない

査定額はあくまで「今この条件なら、これくらいで売れそう」という目安であり、必ずその価格で売れることを保証するものではありません。

 

複数社に査定を依頼し、相場感をつかむことも大切です。

 

 

③ 終活目的であることを伝えておく

不動産会社に査定を依頼するときは、

「すぐに売る予定ではなく、終活・相続準備のために状況を知りたい」

と伝えておくと、無理な売却の勧誘を避けやすくなります。

 

 

 

不動産査定と一緒に考えておきたいこと

① 遺言書で「自宅を誰に渡すか」を決めておく

査定を通じて自宅の価値が見えてきたら、「誰にどのように引き継いでもらうか」を遺言書で決めておくことが大切です。

 

 

② 代償分割の可能性

自宅を特定の相続人に承継させる場合、他の相続人とのバランスをとるために、代償分割(家をもらう人が他の相続人にお金を支払う方法)を検討することがあります。

 

その際にも、査定価格が重要な判断材料になります。

 

 

③ 老後の住まいの選択肢

「この家に住み続けるのか」「コンパクトな住まいに移るのか」「施設への入居も視野に入れるのか」など、老後の住まいの選択肢を考えるうえでも、不動産査定は役立ちます。

 

 

 

 

不動産査定は「終活の現状把握」のための大切な一歩

終活というと、エンディングノートや遺言書を思い浮かべる方が多いですが、その前に「自分の財産の現状を知ること」がとても大切です。

 

その中でも、自宅不動産は大きな割合を占める財産であり、

 

・いくらくらいの価値があるのか
・売る・貸す・残す、どの選択肢があり得るのか
・相続のときにどう分けるのが現実的か

 

を知ることは、終活の第一歩になります。

 

「まだ売るつもりはないけれど、状況だけは知っておきたい」という不動産査定も、立派な終活です。

 

行政書士法人エニシアでは、グループ不動産会社とも連携し不動産の査定結果を踏まえた相続対策や遺言書の作成について、ご家族の状況に合わせて丁寧にサポートしています。

 

まずは査定のお話しだけでも、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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