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年代別の終活

2026/06/08

年代別の終活

こんにちは、行政書士・宅地建物取引士の長田(おさだ)です。

 

相続を見すえた活動、とくに”終活”という言葉を使うと「高齢になってから始めるもの」というイメージを持つ方が多いですが、実際には年代によってやるべき終活はまったく違います。

 

20代・30代は「まだ早い」と感じるかもしれません。40代・50代は「そろそろ考えたほうがいいのかな」と迷い、60代・70代になると「急に現実味を帯びてきた」と感じる方が増えます。

 

しかし、終活は“年齢に合わせて少しずつ整えていく”のが一番負担が少なく、家族にとっても本人にとっても安心につながります。

 

今回は、20代から80代までの年代別に「何をしておくと安心か」についてお話ししたいと思います。

 

 

 

20代・30代の終活|「もしもの備え」を最低限整える時期

20代・30代は、終活という言葉に最も縁遠い年代です。

しかし、実際には若い世代の相続手続きが意外と多いのも事実です。

 

事故・病気・災害など、予期せぬ出来事は年齢を選びません。

 

 

① 保険・貯蓄の整理

生命保険、医療保険、会社の福利厚生など、家族が困らないように把握しておくことが大切です。

 

 

② 緊急連絡先の共有

スマホのロック解除ができず、必要な情報に家族がアクセスできないケースが増えています。

 

最低限、緊急連絡先や重要情報のメモを残しておくと安心です。

 

 

③ デジタル財産の整理

SNS・ネット銀行・サブスクなど、若い世代ほどデジタル情報が多い時代です。

 

ID・パスワードの管理方法を決めておくと万が一の時の家族の負担が減ります。

 

 

 

40代の終活|「親の終活」と「自分の備え」が同時に始まる時期

40代は、親が70代に差し掛かり、子どもも成長し、仕事も忙しい“人生の真ん中”の時期です。

この年代は「自分の終活」よりも「親の終活」が現実味を帯びてくるのが特徴です。

 

 

① 親と「お金・家・介護」の話を始める

いきなり遺言などの話をする必要はありません。

まずは家の名義、預貯金の管理、介護の希望など、生活に直結する話から始めるとスムーズです。

 

 

② 自分の財産の棚卸し

住宅ローン、保険、教育費など、家計が複雑になる時期です。

一度整理しておくと、50代以降の終活がとても楽になります。

 

 

③ 健康管理を本格的に

終活は「健康寿命」を延ばすことも含まれます。

40代は体調の変化が出やすい時期なので、健康診断や生活習慣の見直しも立派な終活です。

 

 

 

50代の終活|「本格的に整え始める」黄金期

50代は終活を始めるのに最も適した年代です。

判断力も体力もあり、家族の状況も見えてくる時期だからです。

 

 

① 財産の整理

預貯金、不動産、保険、投資、借入などを一覧にまとめるだけで、家族の負担が大幅に減ります。

 

 

② 断捨離をスタート

物が多いと相続人が本当に困ります。50代から少しずつ始めるのが理想です。

 

 

③ 親の介護・相続の準備

親が80代に近づくと、介護・医療・相続の問題が現実になります。

家族で話し合う機会をつくることが大切です。

 

 

 

60代の終活|「遺言書」を前向きに考える時期

60代は、終活が“自分ごと”として感じられる年代です。

 

 

① 遺言書の作成

遺言書は70代・80代で作る方が多いですが、この仕事をしていて強く感じるのは60代で作るのが最も安心だということです。

判断能力がしっかりしているうちに作ることで、家族も安心できます。

 

 

② 断捨離を本格化

写真・思い出の品・大型家具など、家族が困るものから優先的に整理します。

 

 

③ 医療・介護の希望をまとめる

延命治療、介護の希望、自宅か施設かなど、エンディングノートに書いておくと家族の負担が大きく減ります。

 

 

 

70代の終活|「家族にバトンを渡す準備」を整える時期

70代は、終活の仕上げに入る年代です。

 

 

① 遺言書の見直し

家族構成や財産の変動、気持ちの変化に合わせて見直すことが大切です。

 

 

② 財産管理のサポートを検討

家族信託や任意後見など、将来の判断能力低下に備える仕組みを検討します。

 

 

③ 身の回りの整理を完了させる

物の整理は、70代が最後のチャンスです。

 

 

 

80代の終活|「安心して暮らすための仕上げ」

80代は、「新しいことを始める」よりも「今あるものを整える」時期です。

 

 

① 財産管理のサポート体制を固める

家族・専門家・信頼できる人など、誰が何をサポートするのかを明確にします。

 

 

② 医療・介護の意思表示を再確認

家族が迷わないよう、希望を共有しておくことが大切です。

 

 

③ 遺言書の最終確認

内容が古くなっていないか、家族の状況に合っているかを確認します。

 

 

 

終活は「年齢に合わせて少しずつ」が一番うまくいく

終活は、高齢になってから一気にやるものではありません。

 

 

20代・30代は「最低限の備え」、40代は「親と自分の準備」、50代は「本格的な整理」、60代は「遺言書」、70代は「仕上げ」、80代は「安心して暮らすための最終確認」。

 

どの年代でも共通して大切なのは、「家族が困らないように、少しずつ整えていくこと」です。

 

行政書士法人エニシアでは、年代に合わせた相続準備・終活の進め方を、ご家族の状況に合わせて丁寧にサポートしています。

 

どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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