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シリーズ「空き家と相続」第1回

2026/02/24

シリーズ「空き家と相続」第1回

こんにちは、行政書士・宅地建物取引士の長田(おさだ)です。

 

新シリーズ「空き家と相続」第1回。

 

今回は、

「親の家を相続したら空き家になってしまった」

という問題についてお話ししていきます。

 

 

相続の現場では、

 

 

・実家を相続したけれど、誰も住む予定がない
・売るか、貸すか、解体するか、決めきれない
・固定資産税だけが毎年かかっていく
・冬場の管理(雪・凍結)が心配

 

 

といったご相談が本当に多くなっています。

 

 

特に札幌や北海道内の各地のように、

 

 

・雪が降る
・寒さが厳しい
・老朽化が進みやすい

 

 

という地域では、「空き家をそのままにしておくリスク」が本州以上に大きくなりがちです。

 

第1回では、

「空き家と相続の基本」

として、

 

・なぜ空き家問題が増えているのか
・相続した空き家を放置すると何が起きるのか
・まず何から考えればいいのか

 

を整理してお伝えします。

 

 

 

なぜ「空き家と相続」の相談が増えているのか

まず、どうしてここまで「空き家と相続」の相談が増えているのでしょうか。

 

背景には、いくつかの大きな流れがあります。

 

 ① 親世代と子世代の生活圏が違う

親は札幌や地方に持ち家があるけれど、子どもは本州や別の都市で生活している。

 

こうしたケースでは、親が亡くなったあと、

 

・実家を相続しても、子どもは住まない
・でも、すぐに売る決断もつかない

 

という状況になりやすく、「とりあえず空き家のまま」という選択が続いてしまいます。

 

 

 ② 親の生前から「実家の今後」を話していない

 

「実家をどうするか」という話題は、

 

・親に悪い気がする
・縁起でもない気がする

 

といった理由で、なかなか話しづらいものです。

 

その結果、

 

・親が亡くなってから初めて「この家どうする?」と話し合う
・感情的にも整理がつかず、結論が出ない

 

という流れになり、空き家期間が長くなってしまうことがあります。

 

 

 ③ 不動産の価値や市場感覚が分からない

「売る」と言っても、

 

・いくらで売れるのか
・そもそも売れる場所なのか
・リフォームした方がいいのか

 

といったことが分からないと、決断ができません。

 

 

結果として、

「よく分からないから、とりあえずそのまま」

という選択になり、空き家が増えていきます。

 

 

こうした要素が重なり、

「相続した家が、そのまま空き家になる」

というケースが、今とても増えているのです。

 

 

 

相続した空き家を放置すると何が起きる?

では、相続した家を空き家のまま放置しておくと、どのような問題が起きるのでしょうか。

 

 ① 固定資産税などの費用だけがかかり続ける

誰も住んでいなくても、

 

・固定資産税
・都市計画税

 

などの税金は毎年かかります。

 

 

また、

 

・冬場の除雪費用
・最低限の維持管理費

 

なども必要になることがあります。

 

 

「使っていないのに、お金だけが出ていく」という状態が続くのは、精神的にも負担が大きいものです。

 

 

 ② 建物の老朽化が進み、危険性が高まる

人が住んでいない家は、想像以上のスピードで傷んでいきます。

 

 

・換気がされない
・水道が使われない
・雪や雨の影響を受けやすい

 

といった理由から、

 

・カビや腐食
・屋根や外壁の劣化
・配管の凍結や破損

 

などが進みやすくなります。

 

 

最悪の場合、

 

・屋根の一部が落下する
・塀が倒れる
・雪庇やつららが歩行者に危険を及ぼす

 

といった「第三者への危険」につながることもあります。

 

 

 ③ 近隣トラブルや行政からの指導につながることも

空き家が放置されると、

 

・雑草が伸び放題になる
・ゴミの不法投棄がされやすくなる
・窓ガラスが割れたままになる

 

といった状態になり、近隣住民からの苦情につながることがあります。

 

 

また、状態が悪化すると、

「管理不全空家」、「特定空家」として行政から指導・勧告を受ける

可能性が出てきて、土地の固定資産税の優遇が外れ税額が最大6倍になってしまったりするケースもあります。

 

「そのうち何とかしよう」と思っているうちに、

 

・費用負担が増える
・選択肢が狭まる

 

という状況になってしまうことも少なくありません。

 

 

 

まず何から考えればいい?

「空き家をこのままにしておくのは良くないのは分かる。でも、何から手をつければいいか分からない。」

 

そんな声をよくいただきます。

 

最初の一歩は、次の3つを意識してみてください。

 

 ① 相続人同士で「この家をどうしたいか」を話す

まず大切なのは、

「相続人それぞれの本音を出してみること」

です。

 

 

・誰かが住む可能性はあるのか
・思い出として残したい気持ちはどれくらいか
・売却や賃貸という選択肢に抵抗はあるか

 

 

などを、感情も含めて話し合うことが大切です。

 

この段階では、

「正解を出す」というよりも、
「それぞれの気持ちを共有する」

ことを目標にしてみてください。

 

 

 ② 不動産としての「現状」を把握する

次に、

 

・築年数
・場所(エリア)
・建物の状態
・固定資産税の額

 

といった「不動産としての現状」を整理します。

 

 

可能であれば、

 

・不動産会社に査定を依頼する
・建物の状態を簡単に見てもらう

 

といったことも検討してみてください。

 

「売れるのかどうか」「貸せるのかどうか」が見えてくると、選択肢が具体的になります。

 

 

 ③ 法律・手続きの視点を整理する

空き家と相続の問題は、

 

・相続人の数や関係性
・遺言書の有無
・名義変更(相続登記)の状況

 

など、法律や手続きの視点も欠かせません。

 

たとえば、

 

・相続登記をしていないまま放置している
・名義が祖父母のまま何十年も経っている

 

といった場合、売却や活用をしようとしても、まずは権利関係の整理から始めなければならないこともあります。

 

「空き家の問題」と「相続の問題」は、実はセットで考える必要があるのです。

 

 

 

早めに動いた人ほど選択肢が多い

空き家の問題は、

「時間が経てば経つほど、選択肢が減っていく」

という特徴があります。

 

 

・建物の老朽化が進む
・市場価値が下がる
・相続人の世代交代が進む

 

といった要素が重なると、

 

・売りたくても売れない
・解体費用だけが重くのしかかる
・相続人同士の調整が難しくなる

 

という状況になりかねません。

 

逆に言えば、

「まだ親が元気なうち」
「相続が発生して間もないうち」

に動き出したご家庭ほど、

 

・売却
・賃貸
・リフォームして活用
・解体して土地として売却

 

など、さまざまな選択肢を検討することができます。

 

空き家と相続の問題は、

「いつか考えよう」ではなく、
「今のうちに少しだけ前に進めておく」

という意識が、とても大切です。

 

 

この第1回では、

 

・なぜ「空き家と相続」の相談が増えているのか
・相続した空き家を放置すると何が起きるのか
・まず何から考えればいいのか

 

という全体像をお話ししました。

 

次回の第2回では、

「相続した空き家をどうするか」

というテーマでについてお話ししたいと思います。

 

 

 

行政書士法人エニシアでは、

・相続した空き家の名義や手続きの整理
・グループ不動産会社や専門家との連携
・生前のうちからの「実家の今後」の相談

などを幅広く承っています。
※不動産の名義変更(登記)については、司法書士と連携して行います

 

「実家が空き家になりそうで不安」「相続した家をどうするか決めきれない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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